学生の皆さんへ

先輩の声

  • 吉田大悟 先生

    YOSHIDA DAIGO

    福岡看護大学
    地域・在宅看護部門
    准教授

    (掲載当時) 衛生・公衆衛生学分野 助教

医師、保健師、看護師、管理栄養士、運動指導士など
様々なスタッフが専門性を発揮し多様な研究と
国民の健康増進に貢献する取り組みを行っています。

衛生・公衆衛生学分野の助教をしている吉田です。私は保健師で、九州大学大学院医学研究院予防医学教室で医科学修士号、医学博士号を取得した後、平成20年4月に久山町研究室に学術研究員として雇用され、以降主にADL障害や認知症をテーマに研究を行っています。私の専門は公衆衛生学、疫学ですが、保健師という立場から久山町研究から得られる貴重なエビデンスを社会に還元し、地域住民の健康増進に貢献する取り組みをライフワークにしています。近年では健診の結果をもとに10年後の糖尿病発症を予測するITシステムを活用した保健指導を久山町や福岡市で実践しています。

現在の研究室には、医師だけではなく保健師、看護師、管理栄養士、運動指導士などさまざまな職種が在籍し、それぞれの専門性を発揮して多様な研究と国民の健康増進に貢献する取り組みを行っています。久山町研究室では医師以外の皆様も大歓迎です!ぜひ一度、研究室に遊びに来てください!

  • 坂田智子 先生

    SAKATA SATOKO

    附属総合コホートセンター
    高血圧
    助教

研究も子育ても両立できるよう仕事に向き合いながら、
探究することの楽しさと多くの学びがある、
日々成長できる場所です。

縁あって久山町研究室にきてはや5年になります。最初は何もわからない状態でしたが、先輩方や同僚、後輩に恵まれ、「真実を正しく伝えること(正しいエビデンスを発信すること)」を目標に少しずつ成長できているなと感じています。臨床大好きの私がここで研究させていただいているのは自分でも不思議に思うことがありますが、理由は二つあると思っています。ひとつは探究することの楽しさを覚えてしまったこと、もう一つは日々学ぶことがあり成長できる場所だと感じているからです。研究室内は、研究においてはもちろんですが、それ以外のこともサポートしてくださる雰囲気があります。

こちらにお世話になってから出産を経験し、子育てとの両立で悩むことも多いですが、その様子も周りの先生方はみていてくれ、気づいて声をかけてくれます。時間が短いなりにどうその時間を使うか、また与えられた仕事にどう向き合うかを日々試行錯誤しながらですが、少しずつ自分のペースがつかめるようになりました。今の環境(職場の上司、同僚、後輩、また支えてくれる家族)に感謝しつつ、成果を出していけたらと思っています。

  • 本田貴紀 先生

    HONDA TAKANORI

    衛生・公衆衛生学分野
    運動・行動科学
    助教

日本でも数少ない疫学専門の部門であり、
医師、看護、保健、運動、栄養と多彩な専門家と
関わることができる他にはない研究室です。

衛生・公衆衛生学分野では、久山町研究を軸にして、複数のプロジェクトが進行しています。私自身、大学院時代に共同研究の立場で久山町研究に参加していたご縁から、現在は本分野の研究員として研究に携わっています。

本分野は医学研究院の一部門ながら、医師以外のスタッフが私を含めて複数おり、バックグラウンドも看護・保健、運動、栄養と多彩です。医師の専門も循環器、呼吸器や眼科、精神科などバラエティーに富んでおり、ミーティングでは各々が議論を戦わせています。疫学を専門とした部門自体、日本では数が多くありませんが、これほどまで様々な専門家と関わることができる研究室は他にはありません。

久山町研究のデータは、夏の健診だけでなく、年間を通じた追跡調査の賜物です。そのために健診中はもちろん、その準備や住民さんへのフォローにたくさんの労力をかけています。日々地道な仕事の積み重ねですが、先を見通した計画性を養える環境です。

  • 東岡真由 先生

    HIGASHIOKA MAYU

    衛生・公衆衛生学分野
    学術研究員

    (掲載当時) 愛媛大学大学院医学系研究科 糖尿病内科学講座 大学院生(博士課程)

先輩や先生方からの大学の枠組みにとらわれないご指導や、
医療関係以外の方との意見交換により、
医師という職業経験の中でも新たに疫学や統計を学べます。

私は愛媛大学糖尿病内科学講座の大学院に所属しながら、国内留学という形で平成28年4月より久山町研究室に参りました。まず始めに驚いたのは、毎週のミーティングです。たとえば抄読会では、ただ論文の内容が提示されるだけではなく、その論文の優れている部分、足りない部分、どのような内容を修正・追加することで改善できるかなど、意見を交わします。医療関係者だけではなく、統計の先生もいらっしゃいますので、様々な方向からの意見を聞くことができ、とても勉強になります。当初は難しい内容も多くありましたが、研究室1年目用の統計の勉強会のお陰もあり、徐々に理解できる内容が増えてきました。

私以外にも多くの大学から、大学院生や共同研究員など様々な立場で来られています。大学院の先輩やスタッフの先生方は、大学の枠組みにとらわれずに指導して下さり、研究室はとても温かく良い雰囲気です。医師という職業で経験を積む中で新たに疫学や統計を学び、歴史ある久山町研究に携わる機会をいただけたことにとても感謝しています。興味のある方は是非見学にいらして下さい。

  • 中澤太郎 先生

    NAKAZAWA TARO

    九州大学病院
    精神科神経科 助教

    (掲載当時) 精神病態医学
    大学院生 (博士課程)

専門分野に関わらず様々な視点から議論を交わし、
町民の皆様と関わらせて頂く中で、
臨床医としての視野も広がる貴重な経験を積むことができます。

平成31年4月より大学院生として衛生・公衆衛生学分野に参りました。
久山町研究室では、専門を異にする各科の医師や、医師以外にも様々な分野の専門家が在籍しています。毎週のミーティングでは専門分野に関係なく、各々の研究に関して意見や議論を交わしており、様々な視点から疾患への理解や研究を深めることが可能です。和気藹々とした雰囲気で相談の垣根は低く、一人では行き詰ってしまう問題にも、院生の先輩やスタッフの先生方も一緒になって検討をして頂いています。
また、久山町研究は町民の皆様や行政の皆様の多大なご協力により成り立っている疫学研究です。机上の議論のみならず、健診や住民の皆様のご相談に関わらせて頂くことで、臨床医としても視野が広がる貴重な機会を頂いています。緑豊かな景観の良い土地で、疫学や統計を一緒に学びたい方は是非一度見学にいらしてください。

  • 多治見昂洋 先生

    TAJIMI TAKAHIRO

    整形外科学
    大学院生(博士課程)

幅広い分野の専門家とディスカッションを重ねることで新たな視座を得ることができる環境であり、互いに切磋琢磨しながら楽しく充実した大学院生活を送ることができます。

平成31年4月より大学院生として整形外科教室より衛生・公衆衛生学分野に所属させていただき疫学研究を学んでいます。研究室内には専門分野や職種が異なる方、国内留学で久山町研究に参加されている方など様々なバックグラウンドを持った方たちがおり、その中でディスカッションを重ねることにより研究内容をより深めることが可能です。研究室に入るまでは統計に苦手意識がありましたが、1年目用の統計勉強会も用意されており、また質問や相談も気軽にできる雰囲気があるためとても助かっています。年代の近い先生方が多いので和気あいあいとした雰囲気がとても魅力的です。
自身の研究以外では、久山町住民の方の健診や健康相談等に携わっていますが、今まで病院内のみで仕事をしていた身からすると、自分の臨床の幅を広げる得難い経験だと感じています。 
歴史ある久山町研究に携わりながら疫学や統計の知識を学び、経験豊富なスタッフからの指導を受け、また住民の方との関わり合いの中で実践しながら学ぶことのできる環境にとても感謝しています。興味のある方はぜひ見学にいらしてください。

九州大学大学院 医学研究院

衛生・公衆衛生学分野

〒812-8582
福岡市東区馬出3-1-1

TEL:092-642-6151
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