研究室紹介

ごあいさつ

教授 二宮利治

地域の保健・医療・福祉を理解し、住民患者の心理・社会的側面を考慮した医療を実施できる人材の育成に努めて参ります。

この度、平成28年6月1日付で医学研究院 衛生・公衆衛生学分野教授を拝命致しました二宮利治と申します。

平成5年3月九州大学医学部を卒業し、同大学病態機能内科学(旧 第二内科)とその関連施設で、腎臓内科医としての研鑽をつみました。研究面では、平成12年生体防御医学研究所 免疫学部門にて、感染初期免疫防御に関する研究で学位を所得しました。その後、久山町研究に参加し、疫学およびコホート学の基礎を学び、主に腎臓疾患に関する疫学研究を行いました。さらに、平成18年より豪州シドニー大学ジョージ国際保健研究所に留学し、国際的な大規模臨床研究や統合研究の多くの統計解析を担当しました。帰国後は、久山町研究の運営・管理を行うと共に、生活習慣病や認知症の疫学研究を推進しています。

世界に先駆けて超高齢社会を迎えたわが国では、国民が健康な生活と長寿を享受できる健康長寿社会の実現が急務です。高齢者の方々は循環器疾患のみならず、代謝性疾患や精神医学的疾患、整形外科的疾患などの複数の疾患を合併している方が多いため、健康長寿社会の実現には単一分野の研究でなく、分野横断的な研究が必要であると考えます。衛生・公衆衛生学は、対象集団の個別の生活情報や医療情報を包括的に収集し、分野を限定せず様々な保健衛生学的および社会的な問題への対策を確立する上で有益な学問です。さらに、多階層に及ぶ生命分子データの網羅的解析技術の飛躍的進歩により、衛生・公衆衛生学、特にコホート研究は、多様な学問分野との連携を通じて基礎医学的知見を積極的に取り入れ、広く人体を科学するための有用な研究手法としても期待できる時代となりました。

本教室では、地域一般の人々を対象とした活動に参加することにより、地域の保健・医療・福祉を理解し、地域住民や患者の心理・社会的側面を考慮しながら、個々に合った医療を実施できる人材の育成に努めて参る所存です。さらに、研究計画の立案からデータ収集、統計解析、結果の解釈、論文の作成までの一連の過程を通した実践的な学習を行います。また、様々な分野の国内外の先生方との共同研究を押し広げ、分野横断的な臨床・疫学研究を展開していきたいと思います。

甚だ微力ではございますが、諸先輩諸先生の偉大な功績を受け継ぎ、本校の発展と教育の充実のために、専心努力する所存です。今後とも、皆様のご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

九州大学大学院 医学研究院

衛生・公衆衛生学分野

〒812-8582
福岡市東区馬出3-1-1

TEL:092-642-6151
FAX:092-642-4854

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